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ポーランドにおけるナチス犯罪調査委員会に参加した著者が、その時の経験、および戦時下での自らの体験を踏まえて著した短編集。「縁取られた円形の肖像」をさす「メダリオン」という言葉を題に掲げ、第二次大戦中のポーランドにおける、平凡な市民たちの肖像をとらえる。ユダヤ系も含むポーランド市民たちの、ナチス・ドイツ占領下にくぐりぬけた経験をめぐる証言文学。「ホロコースト」という言語を絶する現実を前にして、それでも言葉で捉え、表現しようとした最初期の試みにして、最良の成果の一つ。
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