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アジア経済研究所・経済地理シミュレーションモデル(Institute of Developing Economies-Geographical Simulation Model: IDE-GSM)は、東アジア地域の人口と産業の地理的分布の変化を、空間経済学の理論に基づいて長期的に予測し、さまざまな貿易・交通円滑化の影響を分析するためのシミュレーションモデルである。本書はIDE-GSMについて詳細に解説することで、地理的要素を含む一般均衡モデルに基づく政策シミュレーションの有用性を示すとともに、同種のモデルを開発する際の一助となることをめざして執筆された。
2007年にメコン地域を中心とした10カ国361地域を陸路でつないだモデルとしてスタートしたIDE-GSMは、2014年までに18カ国・地域の約1800地域を1万以上の陸路、海路、空路、鉄道でつないだモデルへと拡張された。東アジア地域の経済地理データが未整備ななかで、モデルの開発と各種データの整備を同時並行で行いながら、さまざまな要請に応えて経済効果分析を実施してきた。その結果、IDE-GSM は東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)や世界銀行を含む国際機関などを通じ、政策提言のためのツールとして利用されるようになってきている。
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