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白紙撤回後の新計画に失敗の教訓を生かせるのか?
今世紀最大の国家プロジェクト問題の本質に迫る
劣化するものづくり日本現場からの警鐘
コストの膨張など様々な問題が指摘された新国立競技場の旧整備計画。
最前線の建築実務者たちは手をこまぬいていたわけではない。むしろ努力を惜しまず奮闘していた。
国家プロジェクトはなぜ白紙撤回を招く結果となったのか。問題の構図を取材するなかで、「ものづくり日本」が抱える課題が見えてきた――。
デザイン監修者のザハ・ハディド・アーキテクツをはじめとするプロジェクト関係者の証言などを交え、失敗の教訓を読み解く。
【主な内容】
第1部 幻となったザハ・ハディド案
・「新国立」ついに白紙撤回
・ザハ・ハディド事務所の蹉跌
第2部 失敗の連鎖で迷走
・「衝撃」のザハ・ハディド案
・建築家・槇文彦氏らの批判
・桁外れな巨大施設の試練
・旧国立解体で談合疑惑浮上
・ECI方式導入の賭け
・突如浮上した計画見直し
・「開閉屋根」の失速
第3部 新国立 失敗の本質
・リーダー不在が生んだ悲劇
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