愛国志士、決起ス
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武士たちの「最期」をしかと見届けよ!
西洋化の一途をたどる明治政府と対立し、反乱を起こして敗れ去った者たち。佐賀の乱、萩の乱、福岡の乱、西南戦争・・・勝者の歴史によって「反逆者」の烙印を押されたが、彼らは失われゆく日本を守るべく戦ったのだ。
「大東亜論第二部」は、彼ら”愛国志士”たちの決起の真実を掘り起こし、その武士の魂がいかに政治結社「玄洋社」と頭山満に継承されたのかを描く試みである。
今こそ我々は、戦勝国の封印を解き放ち、明治以降失われてきた本来の日本の姿を取り戻さなければならない――そのためには、国家のために散った武士たちの最期を、しかと見届けなければならない。
【目次】
序章 不平士族が守った価値
第一章 高場乱との出会い
第二章 人参畑塾の頭山
第三章 女が男になる覚悟
第四章 勤王倒幕の先駆者・平野国臣
第五章 明治6年の政変
第六章 頭山満vs.来島恒喜
第七章 武部小四郎と越知彦四郎
第八章 西欧覇道の江華島事件
第九章 前原一誠の妻と妾
第十章 維新のやり直しとしての乱
第十一章 投獄と拷問の試練
第十二章 獄の中に悲報
第十三章 萩の獄の色事
第十四章 決起、福岡の変
第十五章 越知、武部、悲壮なる戦い
第十六章 越知彦四郎の咆哮
第十八章 大久保暗殺の真相
第十九章 頭山、板垣退助に会う
特別描き下ろし 妻妾同居の時代
あとがき
【編集担当からのおすすめ情報】
【第一部『大東亜論 巨傑誕生篇』のあらすじ】
時代は明治草創期。大久保利通、西郷隆盛らは明治維新を成し遂げたものの、新政府は一枚岩とはいえなかった。
藩閥政治の堕落や日本文化を貶める欧化政策。これに異を唱えた西郷隆盛は、西南戦争を起こすも敗れる。西郷が抱いていたのは、日本が維新を成し遂げたように、アジア各国で維新を起こし、欧米の帝国主義支配からアジアを解放しようという理想である。
その遺志を継いだのが頭山満と政治結社「玄洋社」だった。第一部のハイライトは、明治22年(1889年)、玄洋社の来島恒喜が行ったテロ事件だ。
来島は欧米との“妥協的”な条約改正を進めていた外相・大隈重信が乗る馬車に爆弾を投擲した。来島はその場で自刃。大隈は右足切断の重傷を負い、大隈が進めようとしていた条約改正は中止となった。
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