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葛藤・不安・希望……
加害少年の犯した行為は許せない
でも,少年を支えなくてはならない
性問題行動防止プログラムに沿って展開した事例を中心に,児童福祉施設の心理職,加害少年,家族らの不安や葛藤,希望を描く。重い現実のなかで交錯する人間の生き様と臨床模様。
事件がマスコミで流れることも多い性加害少年は,警察で補導された後,家裁に送られ,その後,処遇が決まります。メディアに流れるような事件の場合,少年院に入るケースも少なくありませんが,児童福祉施設で生活をしながら性問題行動防止プログラムを施行されるケースもあります。こうした処遇には心理士や保護司などさまざまな大人が関わり,性問題行動を矯正されていきますが,家族や心理・福祉職,司法関係者との間で加害少年への対応やケアをめぐってさまざまな軋轢も生じ,大人側の心理的負担も大きいことが多くあります。こうした実態を赤裸々に描き,あるべき対応を考えたのが,この1冊です。決して派手な本ではありませんが,じんわりと読み応えのある1冊になりました。
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