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認知神経心理学的研究の手法を使ってコミュニケーション障害を分析し、解釈することは、失語症を抱える人々と関わるという全体的なアプローチにおける一面にしかすぎません。
しかし、この方法論を臨床に取り入れることで、失語症をもつ人が直面している困難さの本質を理解したうえでセラピーを決定し、その効果を予測し、検証可能なかたちで評価と介入の知見を積み重ねていくことができるようになります。
「なぜこのセラピーをやるのですか?」という問いに対して、どのように実生活のコミュニケーションが改善し得るのかを含めて、納得のいく説明をするためのツールとして活用することもできます。
第1部「理論と原則」では、認知神経心理学的アプローチを概説し、言語プロセスの障害をどのように評価し解釈するかについて説明しています。
第2部「機能障害と評価」では、言語処理プロセスのさまざまな段階での障害によって起こる機能低下について述べ、さらに根底に流れる障害を同定する評価ツールの使い方をわかりやすく示しています。
第3部「セラピー」では、セラピーに関する文献をレビューし、失語症のリハビリテーションを計画し効果を検討する中で認知神経心理学的理論を生かす際に臨床家が直面するテーマや課題について述べています。
失語症セラピーの新しい視点を手に入れることのできる、理論的かつ実践的な書です。
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