戦国診察室

かの人はこのように人生に別れを告げた…。歴史ポータルサイト「武将ＪＡＰＡＮ」連載コラムに書き下ろしを加えて単行本化。戦国時代に的を絞って、歴史的にも医学的にも深く切り込んだ興味深い１冊。

【目次】
第一章　生活習慣病科
其の一　織田討伐を目指し……最期はがんで風林火山の旗折れる!?『結局、武田信玄の死因は何だったの？』
其の二　一代で中国地方を制覇した謀将・毛利元就『75歳まで長生きできた秘訣はずばり禁酒じゃけん！』
コラム其の一『三子教訓状』
其の三　上杉謙信の死は【厠】がキッカケだった!?『高血圧で冬場のトイレは危険だよ』
其の四　今も昔も不良の必須アイテム『タバコの歴史は戦国時代に始まった』
其の五　宇喜多直家は身内も上司もみーんな謀殺『されど本人は畳の上で“尻はす死”』
其の六　九州三国志の一角ながら、太りすぎて馬にも乗れず『龍造寺隆信の肥満注意報、発令！』
其の七　ストレスフルな大名なんかより島流しの方がよっぽど長生き!?『忠は92歳　秀は83歳』

第二章　感染症科
其の一　ダンナは日本一の裏切り者にしてメンタルイケメン『天然痘の煕子さん』
其の二　伊達政宗に大胆エピソードが多いのは『難病・天然痘に打ち克てたから？』
其の三　あの黒田官兵衛が梅毒だって!?『鷹の名に お花お千代は きついこと』
其の四　幸村・昌幸の怨念が徳川家康を死に追い込んだ!?『サナダムシの恐怖』
其の五　信仰を貫き通したキリシタン大名『高山右近、マニラに死す』
其の六　白い布の下に隠された『大谷吉継の業病と悲しく熱い友情物語』
其の七　ヒ素に鴆毒、マチンの種子『それでも戦国時代最強の毒はウ◯コさんだった!?』
コラム其の二『北里柴三郎』

第三章　その他の診療科
其の一　鞍に血を溜め戦い続けた榊原康勝と、馬に乗れず落ち武者狩りに遭った穴山梅雪『痔・エンド』
其の二　雷に撃たれた立花道雪『一命を取り留めながら、脚が不自由になった原因は？』
其の三　縄文人もジンジンジン…な「虫歯の歴史」『あの大将軍・徳川家康も入れ歯を使ってた!?』
其の四　水遁の術で竹筒の長さは50センチが限界ですよ、ニンニン！『忍者の技を現代に蘇らせることは可能か』
其の五　もしも近視用メガネがもう少し優秀だったら本能寺の変は起きなかった？『あなたはゴッドとグラースを信じますか』
其の六　戦国時代のスーパードクター曲直瀬道三と田代三喜『そして医術の奥義は『涙墨紙』に記された』
コラム其の三『足利學校』
コラム其の四『涙墨紙より「ヤバい状態を診断する10の秘訣」』
其の七　柴田勝家がハラワタを掴みとり秀吉に投げつけた話って現実的にありえます？『切腹（HARAKIRI）のお作法と痛～い現実』
其の八　謹慎中にカフェインでテンション上げ上げ『茶道の大家・千利休　切腹の真実とは…？』