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ボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦で、大量虐殺の罪に問われたラドヴァン・カラジッチ。彼は三島由紀夫の愛読者だった。この事実を知った女子大生・橘アカネは三島をテーマに卒論を書くため虐殺の地へと赴いた。一方、アカネの元恋人・鷲見恭一郎はネトウヨに惹かれて三島へと接近する。それぞれのアプローチが交錯するとき、戦後日本の姿と三島文学の本質が浮かび上がる!没後45年、新たな三島由紀夫像に迫る力作長篇小説。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦で、大量虐殺の罪に問われたラドヴァン・カラジッチ。じつは彼は三島由紀夫の愛読者だった──。この事実を知った女子大生・橘アカネは、三島文学の本質を探るため、虐殺の地へと赴く。一方、アカネのかつての恋人・鷲見恭一朗は、ある右翼結社の代表と知り合ったことから三島へと接近する。それぞれのアプローチが交錯するとき、現代日本の姿と三島文学の本質が浮かび上がる! 三島論でデビューした著者が、没後45年に迫る新たな三島由紀夫像。
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