FIFA腐敗の全内幕

FIFA腐敗の全内幕

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出版社
文藝春秋
著者名
アンドルー・ジェニングズ , 木村博江
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2015年10月
判型
B6
ISBN
9784163903637

FIFA会長はスイスの本部から故国に帰国するたびに、
金の延べ棒をブリーフケースにいれて持ち帰っていた。
税関も外交パスポートを持つ彼をチェックできない。

資金洗浄、軍事独裁政権との癒着、韓国戦他での八百長、
W杯開催地選挙、会長選挙で飛び交う実弾、
放送権、マーケティング権をめぐる賄賂。

「今回のFIFA幹部一斉逮捕の端緒をつくり
ブラッターを辞任に追い込んだ男」(ワシントン・ポスト紙)
一匹狼の老調査報道記者アンドリュー・ジェニングスが
10年に及ぶ執念の取材のすべてを記す。


序 章 逮捕
世界を震撼させたFIFA幹部の逮捕劇は、三年前に私がFBIに預けた機密資料がき
っかけだった。私に脱税をつきつけられた米国の理事は、おとり捜査を承諾したのだ

第一章 リオのゴッドファーザー
違法宝くじで一大犯罪帝国を築いたリオのドン、カストル・アンドラーデ。彼のヤミ献
金帳簿には、大統領から判事、警察官そして、FIFA前会長アヴェランジェの名前が。

第二章 爆殺事件
リオデジャネイロの顔役だったカストロの死後、覇権をめぐって血で血を洗う争いがお
こる。一方で二〇〇〇年代世界各地のサッカー協会は腐敗の温床となった

第三章 FIFA会長の黄金入りアタッシュケース
チューリッヒからの帰りの便、アヴェランジェのアタッシュケースにはいつも金の延べ
棒がつめこまれていた。FIFA会長として外交官特権を持つ彼の鞄は税関も調べない

第四章 秘密賄賂リストを入手する
〇一年に経営破綻したイベント会社のISL。その89年から12年間の秘密の贈賄リストを私は入手した。アヴェランジェとその義理の息子は賄賂をいかにむしりとったか

第五章 ナイキとの片務契約
ブラジルサッカー連盟の会長であるテイシェイラの錬金術はナイキとの片務契約を結んだことから始まる。複雑な金融操作でマネーを洗浄、その金は議会の政治家へ

第六章 ドイツW杯決定のスキャンダル
06年のW杯は南アへ、そう耳打ちしていたブラッターだったが。結果は、オセアニアサ
ッカー連盟の棄権による一票差でドイツに決定。裏で二五万ドルの現金が動いていた

第七章 W杯チケット闇市場
W杯チケットは公式には、FIFA公認のチケットしか流通しないことになっている。
しかし、実際には四割が非公式ルートで流れる。その闇市場で甘い汁を吸う幹部たち

第八章 副会長の錬金術
中南米の票をとりまとめるためにプラッターが重用したトリニダードのジャック・ワー
ナーは、紛らわしい名前の会社を親族でつくり、そこにFIFAの金を振り込ませた

第九章 アメリカ理事はなぜ太っているのか
後にFBIのおとり捜査に協力することになるFIFA理事の

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