日本古代国家の秘密

日本古代国家の秘密

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出版社
彩流社
著者名
林順治
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2015年9月
判型
B6
ISBN
9784779121746

だれが日本をつくったのか?!

どんでん返しの日本古代史。通説とは150度異なる日本誕生の真相!



 初期律令国家(八世紀初頭)の「記紀」編纂の総責任者藤原不比等は、

朝鮮の加羅から渡来した崇神・垂仁+倭の五王「讃・珍・済・興・武」と、

百済から渡来した兄弟王子(昆支と余紀)を秘密にした

(兄は伝応神陵、弟は伝仁徳陵の被葬者)。

 その秘密をカモフラージュするため、「記紀」は分身・虚像

(実在しない天皇や皇子)・代役・伝説上の人物をたくさん創作したのだ。

例えば、卑弥呼には神功皇后、昆支=倭武に応神天皇・日本武尊・神武天皇、

継体に仁徳天皇、ワカタケル大王に雄略天皇や蘇我稲目、

大王馬子に推古天皇や聖徳太子などだ。



「記紀」編纂の主要な目的の一つは、日本古代史上の最大の

ワカタケル大王(欽明)による「辛亥(しんがい)= 531 年のクーデタ」を

なかったことにすることだった。

しかし二一世紀の今、私たちは東アジアの古代史の5 W 1 H

「だれが、いつ、どこで、なんのために、どうしたのか」を明らかにする

金石文をもっている。

七支刀(369 年)、好太王碑(414 年)、隅田八幡鏡(503 年)、

武寧王墓誌(512年)、稲荷山鉄剣(531 年)などだ。



 本書は、先学の研究や歴史・考古学的資料にもとづいて検証したが、

その内容は通説(「記紀」)とは180 度異なる世界になった。

しかしこれが本当の東アジアの中の古代日本の姿なのだ。

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