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データベースに関する情報系のテキストは多く出版されている。しかし,それらはデータベース技術者のための専門書であったり,あるいはデータベースを利用した情報システムを計画する人のための専門書が多く,情報工学を学ぶ受講生の立場に立って書かれたものは少ない。一方,情報処理技術者試験のためのデータベース入門書は多いが,それらは基本的に試験対策のための暗記用であり,重要なことが簡潔に書かれているが,その裏にある考え方を学ぶ講義用のテキストとしては不十分である。
そこでこのテキストでは次のことを重視した。すなわち,
1) 受講生がデータベースに興味を持てるようにすること
2) 従来のデータベース教科書から厳選して必要不可欠な部分を抽出し,専門職に就いているデータベースエンジニアだけに必要な部分を割愛したことで,情報分野の初学者がデータベースに関して最低限知るべき内容を,その背景も示して明確に記述したこと
3) 受講生達が毎日,インターネットとデータベースの中で生活していることを知ることで,データベースを応用した新しい情報システムを作りたいと思えるようにすること
である。ただ,著者らの力不足でこれらがうまく実現できたかどうかは心許ない。データベースの講義担当教員や受講生からの建設的なご意見で本テキストを改訂してゆきたいと思っている。
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