取り寄せ不可
過去を振り返る時、自分のことを「あの少女」と呼ぶことになる。――叔母との対話、国語教師との秘密めいた関係、少女がつける読書ノート……高校二年生の少女が過ごす初夏の1ヵ月を繊細にして凝縮された文体と仕掛けをめぐらせて描き、「捨ておけない才気」「小説にしかできないやり方で現実と格闘している」「文学にいま必要なものがここにある。」(高橋源一郎氏)等、選考委員に絶賛された群像新人文学賞受賞作!
「捨ておけない才気が感じられた」(辻原登氏)
「凝りに凝った文体が緻密で濃厚な文学的味わいを湛えている」(野崎歓氏)
「小説にしかできないやり方で現実と格闘している」(多和田葉子氏)
「世界が単純になっていく中で、『十七八より』はもっとも複雑に書かれている。文学にいま必要なものがここにある」(高橋源一郎氏)
・・など選考委員から絶賛された新人による、第58回群像新人文学賞受賞作。ペダントリーとシニカルなユーモア、豊饒な言葉の魅力にみちた注目作。
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