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全集二〇巻に及ぶ和辻の思想には,遍歴的な軸がみられる。自我の貫徹を目指した若き頃の実存主義的方向。そうしたいわば主観への没入から客観的な文化的伝統に対する憧憬への転換。芸術的文化的伝統の異質性が,風土と歴史に基づくという風土論。それを含んだ人間(間柄)学としての倫理学の体系・・・・・・と。が,そうした思想遍歴の中にも一貫したものがあった。わが国の文化に対するあこがれであり,尊皇思想の伝統に対する愛着であった。
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