取り寄せ不可
未だ「ファシズム」は牢獄に幽閉されたままである。
中野正剛、内田良平、蓮田善明と三島由紀夫、そして赤軍兵士たち…。
果たして彼らは本当に冥府へと旅立ったのか。再び彼らを呼び寄せ、
語ることによって、いままで見えてこなかった新たな歴史の可能性が見えてくる。
「戦後、ファシズムは、絶対悪とされた。しかし、問題は、それほど簡単なことではなく、ファシズムは重層構造として現実に入り込んでおり、現実を構成している。場合によっては、ファシズム批判を可能にしているのは、実はファシズムだったということもあり得るのだ。」(「まえがき」より)
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