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楽しく有名なワルツがちりばめられた名曲中の名曲。ドイツ語圏では年末恒例の出し物になっているが、近年では季節とは関係なく現在もっとも上演回数の多い、日本でも人気の高いオペレッタの待望の対訳。翻訳の底本としては、ウィーン初演時のリブレットに依拠したEdition Petersのヴォーカル・スコア(1983年刊行)に拠った。台詞部分については、初演以降の時代の流れの中で削られていった部分(底本では[ ]カッコに入っている)は、あまりに分量が多くなるため割愛した。登場人物表での順序、身分や職業の設定も底本でのものに従った。名曲揃いのワルツや重唱の歌詞のほか、訳文ではウィーンなまりの軽妙な会話も見事に表現されている。
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