取り寄せ不可
第一次世界大戦で疲弊しきったイギリス経済は、失業率25%という大不況にあえいでいた。
しかしこの国家の危機にも、経済学の主流である「古典派経済学派」は
古い価値観にとらわれ、「いずれ時が解決してくれる」という姿勢から離れない。
経済学者として、また財務官僚として一級の感覚を持っていたケインズは、
この状況に疑問を持ち、そしてひとつの結論に達する。
「不況が経済理論どおりに解決しないのは、イレギュラーな事態だからではない。
経済学そのものが、発展した社会から取り残されているからだ!」
ケインズは全精力を傾け、現代の社会に対応した経済理論を開発する。
それこそが、いまや経済学の教科書となった『雇用・利子および貨幣の一般理論』なのである。
経済学を「近代」から「現代」へ一気に進化させた革命的な一書を、マンガ化。
【もくじ】
プロローグ
1章 古典派経済学の問題点Ⅰ──失業の定義
2章 古典派経済学の問題点Ⅱ──供給重視から需要重視へ
3章 古典派経済学の問題点Ⅲ──実質賃金と名目賃金
4章 有効需要──雇用と物価について
5章 限界消費性向・乗数理論──収入、貯蓄、投資について
6章 流動性選好理論──利子率とお金について
7章 公共事業──不況時の財政出動と雇用について
8章 モラル・サイエンス
エピローグ
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