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人生を〇から10までの階段でできているとすれば、あなたは今、階段の何段目にいますか? 5年後にはどこまで登っていますか? ──こんな問いかけに、あなたならどう答えるでしょうか。
何段目にしろ、5年後に今よりも高い位置に立っていると答えるのであれば、未来に対して重要な信念を持っていることになります。それは「希望」です。本書は、世論調査会社ギャラップの主任研究員による、希望に持つ大切さとそれをいかに達成するかについて解説した本です。
腎臓病で農場を続けることができなくなって自殺を考えた農夫は、次の収穫という「目標」を持てたことで立ち直り、肝臓の数値も改善しました。目標を明確にし、勇気を持って困難に立ち向かう姿勢こそが希望の本質であり、単なる高望みや楽観主義とは違います。希望に満ちた人はビジネスでも結果を出し、健康や長寿にもつながるという統計結果が出ています。
心臓病を克服した少女、荒廃した小学校を再建した親たち、火災に遭ったビール工場を建て直した起業家──。豊富な実例から、希望を達成するテクニックを学びます。
目次
希望望度テスト
第1部 将来について考える
第1章 なぜ、ジョンは自殺から立ち直ったのか?
腎臓の疾患で農場を続けることができなくなり、自殺を考えた農夫。だが、次の収穫という目標ができたことで、先を考えるようになった。
第2章 薬を忘れずに飲むという意志の意味
心臓病の少女が免疫抑制薬を一生飲み続けるという試練を克服できたのは、「目標」「動機づけ」「方法」という三要素があったからだ。
第3章 死を意識している唯一の生物の武器
未来について考えるのは人間だけだ。人はやがてくる死を意識することで、限りある人生を意義あるものにすべく、脳を進化させてきた。
第4章 人生を成功へと導く秘訣とは
希望に満ちた営業マンはノルマを易々とこなす。希望は勤務評定や学校の成績にも影響を及ぼし、健康や長寿にも結びついていく──。
第5章 高望みと希望の違い
九歳の移民の少年は将来への決意が買われ、大企業に「採用」された。希望は高望みや楽観主義とは違う。未来への確固たる投資なのだ。
第2部 よりよい明日を選択する
第6章 五年先の自分を思い描く
荒廃した小学校が五年後、見違えるように変わったのは、親たちの熱意と明確なビジョンがあったからだ。イメージすれば、未来は変わる。
第7章 変化できるという考えが限界を超えさせる
生まれや育ちで人生は決まらない。ジンバブエの貧しい少女が逆境から抜け出せたのは「勉強したい」という強い意志があったからだ。
第8章 いかに失敗の恐怖を克服するか
起業家に必要な資質は夢と計画と、失敗に対する健全な恐怖だ。過去に囚われる必要はない。失敗とはまだ成功を手にしていないだけだ。
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