ヘイトスピーチ

文春新書

ヘイトスピーチ

取り寄せ不可

出版社
文藝春秋
著者名
安田浩一
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2015年5月
判型
新書
ISBN
9784166610273

2013年の新語・流行語大賞にノミネートされた「ヘイトスピーチ」なる現象は、年を追うごとに拡大している。

当初は、東京・新大久保界隈における在日韓国・朝鮮人に対しての罵詈雑言ばかりが注目を集めていたが、いまや対するヘイトスピーチは全国規模に拡散。また、Jリーグのサッカー会場に貼られた「JAPANESE ONLY」という横断幕が、民族・国籍の差別を助長するとして問題視されもした。さらに、ヘイトの矛先は、中国やイスラムにも向けられている……。

はたして、被害者を生み出すばかりの「排外主義」、この拡大を食い止める術は、あるのだろうか?

ネットの中で醸成された右翼的言動、いわゆる「ネトウヨ」が、街頭デモにまで進出してきたのは何故なのか? その代表格とされる「在特会」とは一体、どんな組織なのか? デモに参加するのはどんな人たちなのか?

こうした幾つもの疑問に答えるのが、本書。在特会問題を取材しつづけ、2012年には『ネットと愛国』で講談社ノンフィクション賞を受賞した実力派ジャーナリストによる、「ヘイトスピーチ」問題の決定版!



【目次】

第1章 暴力の現状

第2章 発信源はどこか?

第3章 「憎悪表現」でいいのか?

第4章 増大する差別扇動

第5章 ネットに潜む悪意

第6章 膨張する排外主義

第7章 ヘイトスピーチを追いつめる

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