線形代数への招待

線形代数への招待

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出版社
聖文新社
著者名
桜井基晴
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2015年5月
判型
A5
ISBN
9784792201067

【 本書の構成 】


第1章 行列とその演算を学ぶ.

特に行列の“ 積 ”は注意を要する.行列の積では交換法則が成り立たない.つまり ab = ba とは限らないことが大きな特徴である.
行列の計算は,特に難しいところはないが,初めて行列を学ぶ人も困ることのないよう基礎から丁寧に解説した.


第2章 行列の応用として,連立1次方程式への応用をとりあげる.

ここで 行列の行基本変形についても学習する.行基本変形は 線形代数の初等的理論の学習において中心となるものである.
2行2列に限らない行列を係数行列とする 一般の連立1次方程式も扱う.

さらに,同次連立1次方程式の解のなす空間( 解空間 )について詳しく調べる.
解空間の考察から 抽象的なベクトル空間が自然に浮かび上がってくることが分かるだろう.


第3章 逆行列について説明する.

まず 2次正方行列の逆行列の公式を学習し,そのいくつかの応用を調べる.逆行列の公式は 2次の場合には非常に簡単な形になる.

さらに,3次の場合も含む,行基本変形による逆行列の計算についても学習する.
線形代数における 行基本変形の重要性を ここでも確認することができる.


第4章 1次変換へと進む.

まずは 座標平面上の1次変換,すなわち“ 点を点に移す ”変換としての1次変換から始める.
さまざまな図形が1次変換によってどのように変換されるのかを考察する.
特に重要な1次変換である,回転移動・対称移動 などの直交変換 および 射影については詳しく学習する.

最後に,座標平面上の変換としての1次変換から自然に誘導される,ベクトル空間上の1次変換,すなわち“ ベクトルをベクトルに移す ”線形変換へと進む.


第5章 固有値 ・ 固有ベクトルについて学習する.

これは 線形代数において中心となる 極めて重要な概念である.固有値の応用として,行列の対角化 についても考察する.
また,固有値・固有ベクトル と 線形変換との関係 についても詳しく調べる.

最後に,2次曲線を線形変換との関連で調べる.2次曲線( さらには2次曲面 )は線形代数における重要なテーマの1つでもある.

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