日本文学全集 14

南方熊楠/柳田國男/折口信夫/宮本常一

日本文学全集

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出版社
河出書房新社
著者名
池澤夏樹
価格
3,190円(本体2,900円+税)
発行年月
2015年4月
判型
B6
ISBN
9784309728841

【ぼくがこれを選んだ理由】
 民俗学は文学のすぐ隣にある。
 南方熊楠の鎮守の森を擁護する論は今のエコロジーにつながっている。
 柳田國男と宮本常一の論考を連ねると、正面から描かれた近代日本人の肖像が見えてくる。
 折口信夫はもうそのまま文学。読んでいると古代の日本人とすぐにもハグできるような気持になる。(池澤夏樹)

<内容紹介>
 民衆の紐帯であり自然の宝庫でもある社(やしろ)の破壊に反対する、南方熊楠の画期的論考「神社合祀に関する意見」。伊良湖岬の浜辺で目にした椰子の実から日本人の来し方を想起する、柳田國男「海上の道」。後に中将姫と呼ばれる藤原南家の姫君と、非業の死を遂げた大津皇子の交感を軸に綴られる、折口信夫「死者の書」。近代女性の生き様を活写する「海女たち」「出稼ぎと旅」「女工たち」ほか、宮本常一「生活の記録」。神話、伝承、歴史、生活、自然など、日本のすべてを包摂する厖大な文業から、傑作29篇を精選。

解説=池澤夏樹
解題=鶴見太郎
月報=恩田陸・坂口恭平

帯装画=高木紗恵子

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