バス停に立ち宇宙船を待つ

バス停に立ち宇宙船を待つ

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出版社
ナナロク社
著者名
友部正人
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2015年3月
判型
新書
ISBN
9784904292570

歌う詩人”友部正人、

初めての完全書き下ろし詩集!



「ニューヨークにいる間は、毎日のように詩を書いた」という著者の

5年ぶりの新詩集です。35篇の新作詩とあとがきを収録。



ブックデザインは大島依提亜。

軽くて開きやすいPUR製本を採用。

本文には、折ごとに異なる7種の紙を使用し、

パラパラとめくると虹のような色の変化を楽しめます。

側面は「三方金加工」でまぶしい金色に輝いています。



●友部正人詩集『バス停に立ち宇宙船を待つ』に寄せて



大宮エリーさん、御徒町凧さん、滝口悠生さん、谷川俊太郎さん、銀杏BOYZ 峯田和伸さん、本谷有希子さん、森山直太朗さんから、本書へ言葉をいただきました。

ぜひご覧ください。

もちろん、詩集の間にも、そっと挟み込んでいますよ。



生きていること自体が、苦しみだと

昔の人は言った。

私もそれに同感で、

そことどう折り合いをつければいいのだろうと

日々、悶々と苦しむのだけれど

友部さんの詩を読むと、

そこらへんのことを理解しつつも

このように世界をみればいいのだよと

このような音に耳を傾ければいいのだよと

そっと、それとなく

教えてくれているような気がする。

友部さん、ありがとう。

友部さんも苦しいんだね。

そして、友部さんは、そこから

逃げないで、向き合ってる。

私たちのために。

極楽浄土は、現世に、小さなところに

隠れていることを、教えてくれている。

 ―大宮エリー(作家/演出家)





昨日あなたが夢に出てきた

夢の中であなたは歌を歌っていた

途中少しMCをして

人混みが嫌いだと言った

それで僕はここが

夢かもしれないと気がついた

 ―御徒町凧(詩人)





言葉のまわりにギターの音がする。

言葉は哀しみと遠い時間を引き連れたブルーズだ。

世界に希望を見ることのできる目だ。

 ―滝口悠生(小説家)





還暦を過ぎた今も、友部さんは初めて会った20代のころと変わらない。

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