武学入門

武学入門

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出版社
BABジャパン
著者名
日野晃
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2015年4月
判型
B6
ISBN
9784862208996

元来日本には「外力に歯向かう」発想がなかった。

では、古の剣豪たちがとった方法とは?

「相手に対する気遣い」こそが日本武道!?、身体を鋭敏に「脳化」させれば、達人技が可能に!?、日本古来の防波堤は「対抗」しないものだった!?、「不動心」は弱い心が作り出す!?、剣豪たちが到達した境地「水月移写」とは!?、今、必要なものは武道かもしれないと思わせる、究極の身体論にして人生論です!


CONTENTS

●第一章 「住なす」という日本の伝統武道
手応えがない、衝突しない、空気のような初見宗家
「技」ではないのです
世界は「武道的考え方」を学んでいる
「相手の力とのバランス」は机上の空論
「往なす」という日本的バランスとは
世界が学ぼうとしている日本伝統武道は、私達ですら学ぶのは難しいだからこそ「伝統武道」を学ばなければならない
日本文化の中に「調和」の鍵がある
学ぶべき日本伝統文化としての武道はあるのか?
世界で展開されている「日本の伝統文化としての武道」武神館武道・大東流合気柔術六方会
オイゲン・ヘリゲルに伝統武道を見た
●第二章 外国が学ぼうとしている日本伝統武道とは
「水月移写」という身体状態(境地)
柳生但馬守宗矩に見る「水月移写」
伊藤一刀斎に見る「往なす」
精神レベルの低い人間には「武道」を理解することが出来ない
相手に対する気遣いこそが「日本の文化」であり、武道だ親和体道故井上鑑昭道主の言葉
無住心剣・針谷夕雲から受け継がれた「往なす」──「相抜け」の道
伝統武道は心身二元論では学べない
●第三章 「武」の名人の考え方とは
対立しない日本文化
基礎は緩める日本的工法
日本の伝統文化としての武術のエッセンスは?
「力とは直接対立しない」
「受け入れる」という超自然観
アメリカがやっと辿り着いた発想は日本文化そのものだ
受け入れる、から往なすへ
「受け入れる」は名人の技法の最大のヒントだ「斬らせなくちゃ駄目です」──初見宗家の「不動心」
『不動心』は「弱い心」が作り出す
『不動心』とは「全く雑念のない意識状態」だ
スポーツや競技は根本的に武術とは違う
スポーツは現代的非合理の象徴だ
●第四章 武術から肉体運動、そして「身体」そして武道へとつながった
「武道」は知的運動=武術と武道の違い
非日常的な運動=武術的な運動の探求
トレーニング方法は目的が決定する
武術的トレーニングはあるのか?
「三戦」が教えてくれたもの
筋肉は運動線により緊張し、その緩みが原動力にもなる
ねじれと軸の関係の発見から自分自身への気付きへ
「軸」は中国拳法にも使われていた 中国拳法の達人・蘇東成師が語る「螺旋法」
バレエと武術の共通項
イメージをコントロールできたとき、肉

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