アット・オウム

アット・オウム

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出版社
ポット出版
著者名
古賀義章
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2015年3月
判型
A5
ISBN
9784780802184

1995年3月20日 地下鉄サリン事件が起きた。

無差別なテロによって13人が死亡、6000人以上が重軽傷を負う。

麻原彰晃を教祖とするオウム真理教の組織的な犯行だった。

その後、殺人をはじめとした多くの犯行が次々と明らかになる。



著者・古賀義章は当時週刊誌の記者で、オウム真理教事件を取材していた。

教祖逮捕から1年半後、オウム施設が近々解体されると聞き、

山梨県上九一色村(当時)、熊本県波野村(当時)の広大な敷地に建てられていた施設を

撮り始める。撮影した写真は5000カットに及んだ。

教祖逮捕後も施設に残り、修行を続ける信者たち。

標高800メートルの山深い阿蘇の村に建てられた「シャンバラ精舎」には、

強制退去の前日までふたりの信者が住んでいた。

いっぽう、サリンプラントなどがあった上九一色村のサティアンから

信者たちが退去したのは、1996年10月のことだった。

信者の去ったあとには、彼らが暮らした痕跡がそこここに乱雑に、いや乱暴に残されていた。

サリンプラントをはじめ、犯罪の痕跡も生々しく見え隠れする。

上九一色村と波野村の施設の解体までを見届けた記録の数々は、

いま我々に何を語りかけるのか。



あのときから20年。

我々と彼らの距離はどれほどのものだったのだろうか?

誰もが思うオウムの「なぜ」。この問いにこそ、意味がある。

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