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フロベールが1863年に脱稿,1880年文芸雑誌に連載された戯曲.フランスでも大きく公表されることはなく,日本では初の全訳となる.悪魔により心臓(心)を奪い取られた人間たちは見にくい争いをしている.一組の愛し合う恋人が妖精の導きでこれらの心を取り戻し,それぞれの持ち主の胸に返すまでを,風刺と社会批判を交えて描く.訳者はこれらのなかにジャポニズムの影響をみる.全訳と解説.舞台挿絵入り.
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