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悩めるうしのガイコツまおうの物語
『アリゲイタばあさんはがんこもの』で絵本デビューした絵本作家松山円香さんの待望の新作。
主人公は、うしであり、ガイコツであり、まおうの“うしのガイコツまおう”。うしでも、ガイコツでも、まおうでもある“うしのガイコツまおう”は、自分が何者なのかはっきりしなくて、毎日ためいきばかりついていました。そんなある日、白ねこがやってきて「きみは、なに?」とききました。まおうが、自分の悩みを伝えると、ねこは、「だったら、どれか一つに決めたらどうかな」と提案しました。「それはいい考えだ!」とまおうは、まず、うしになることにしました。まおうは、結局、何者だったのでしょうか?
【編集担当からのおすすめ情報】
「自分は何者?」という根源的なテーマの絵本。一見、哲学的すぎて子どもには
難しいような気がしますが、きわめて子どもならではの疑問でもあります。ストレートな答えが、この絵本にあるわけではありませんが、わかりやすく、子どもの心に届く形の物語ですので、親子で繰り返し読んで、感じ取ってほしい一冊です。
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