取り寄せ不可
レバーやしじみなど、肝臓に良いというイメージのある食品が肝炎を悪化させる? 実は肝炎、特にC型肝炎の人にとっては、レバー、しじみなど「鉄」の多い食品から鉄を たくさん摂り続けていると、肝臓に鉄が過剰に蓄積してしまうことがわかっています。鉄が過剰になると、肝臓の細胞を傷つけ、肝炎の進行、さらには肝がんの発生に影響を与えると考えられています。その予防のためには、日頃の食事でとる鉄を控える食事療法が不可欠です。玉野市民病院が長年患者さんに指導している【鉄摂取制限療法】は、食事から摂取する鉄量を減らすことによって、肝臓にたまる鉄を減らし、肝臓を守る、自分で行うことのできる治療法です。肝炎のみならず、いくつもの病気が「鉄のとり過ぎを制限することでよくなる」という研究も続々出現、「鉄=体によい」という常識が危うくなってきた今日、本書ではそのメカニズムと、実行のコツをわかりやすく紹介します。
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