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原書は昭和48(1973)年刊。瀬戸内海の研究をライフワークにした宮本常一は、瀬戸内海東部にうかぶ笠間諸島、塩飽諸島、直島諸島、小豆島、家島群島の島々と沿岸部の町へもいくたびか訪れてあるき、上空からの写真もおさめて記録している。それぞれに違った生産様式と職業をもち気風をなしている大小の島々と町の人びとが、時代時代の波をうけながら生きついできた歴史とそこで営まれてきた暮らしの変遷をよむ。本書では、昭和初年から、昭和47年に国立公園協会の委託をうけて本四架橋地域を調査した旅までの見聞がつづられる。写真310枚。高木泰伸・解説
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