火の杯
1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
この世界では、「善」は飾り物にすぎない――。感動がさらに深まる脚注付。日本屈指の財閥の御曹子として生れた御池康彦は、その出生の秘密ゆえに、閉ざされた失意の青春を過す。戦後の混乱期、財閥解体の荒波をなんとか逃れようとする人々は、康彦を別人に仕立てあげ、罪に落とし、命まで奪おうとしていた……。時代に翻弄される青年の孤独な魂の彷徨と、その再生を描く、周五郎ならではの本格小説!
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。