取り寄せ不可
戦国乱世にあって、甲冑は単なる武具ではなく、武士たちが野望を誇示する究極の自己表現だった。武将たちは競って凝りに凝った意匠の甲冑を身にまとい、我こそはと戦場を疾駆した。本書はそうした鎧と兜に関する奇譚、奇談を集めた短編集で、武将たちの夢、出世、野望、そして無念の死を抱えた6つの甲冑の秘話が収められている。登場する武将は織田信長、豊臣秀吉、蒲生氏郷、前田利家、井伊直政ら、名だたる武将ばかり。筆者はその群を抜く豊富な知識と伝記的物語つくりで定評ある東郷隆氏。戦国ファンのみならず歴史時代小説ファン必読の1冊です。
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