戦後復興とともにいち早く立ち直った日本の鉄鋼業は製造業の中核として高度成長時代を牽引した。だが1973年のオイルショック、1985年のプラザ合意を境に変化が訪れ、90年代に入ったバブル崩壊後、業績低迷が続く長期停滞期となり、経験したことのない苦難の時代に対峙することになる。本書は、日本の鉄鋼業の現実と未来を語る。
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