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宗教は今こそ都会を離れ、自然に還り、世界平和に貢献すべき時期に来ている--。
世界の人類の半数以上が都市生活者となるなか、人間社会の「都市化」への偏向が、人間社会への影響をはじめ、資源・エネルギー問題、環境問題など、現代の様々な問題を生む大きな原因の一つとなっていると著者は指摘します。
つまり、人類社会が「都市化」へと偏向しつつある現代において、生活の中で「都市」と「自然」のバランスを取ることが必要なのです。
また、キリスト教、イスラーム、仏教における都市と自然との関係を紹介。
宗教が都会から自然へと活動の本拠地を移すことによって、宗教本来の役割を深めていったことをわかりやすく説いています。
生長の家の対社会的運動の変遷や、現在、取り組んでいる「自然と人間とが大調和した新しい文明」の実現を目指す運動、肉食忌避の運動についても詳しく書かれています。
生長の家が東京・原宿から山梨・北杜市へと拠点を移した意義を知りたい方へおすすめの一書です。
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