存在という出来事への根源的思索を通じて、西欧形而上学の歴史を解体し、諸学に決定的衝撃を与えた「二十世紀最大の哲学者」ハイデガー。その前期・中期・後期へと展開する思索の歩みを、「転回」の精緻な読解も含め、日本の研究者の総力を挙げて論じ、これまでの研究史を更新する試み。既刊『全集』の各巻ごとの内容概観、「黒ノート」をめぐるP.トラヴニー特別寄稿も収録する、充実・必携の入門書。
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