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2014年度の大型シリーズ企画「クラシックバレエおひめさま物語」の第2弾です。
女の子なら誰もがあこがれるクラシックバレエの物語の中から、とくに名作といわれる5演目のヒロインに焦点をあてた、名作バレエ物語の決定版です。
舞台で演じられるストーリーに沿いつつも、舞台では描かれない情景、心理描写や登場人物たちの会話などを、人気作家が自由な発想で描きます。
●「クラシックバレエ おひめさま物語」ラインアップ
(11月)『白鳥の湖』 小林深雪
(11月)『くるみわり人形』 斉藤洋
(12月)『眠れる森の美女』 藤本ひとみ
(1月)『ジゼル』吉野万理子
(2月)『ドン・キホーテ』 石崎洋司
●シリーズの特色
・児童文学で活躍中の、最高の執筆陣。
・東逸子氏ほか、画家たちも豪華。
・まだバレエを見たことのない子どもたちも、バレエを習っている子どもやバレエファンも、物語を味わって楽しむことができます。
・A5判、96ページ。朝読にもぴったりのボリュームです。
・巻末のコラムで、実際のバレエの見どころや豆知識が身につきます。
●『くるみわり人形』のあらすじ
クリスマスイブ。シュタールバウム家ではパーティーがひらかれます。主人公の少女クララは、魔法使いのような不思議なおじ様、ドローセルマイアーからくるみわり人形をプレゼントされました。クララはよろこびますが、それをうらやんだ弟のフリッツが、人形をおとしてこわしてしまいます。でも、ドローセルマイアーが魔法で直してくれました。
夜中になり、クララはくるみわり人形のことが気になって、広間にやってきました。すると突然、クララの体が小さくなり、たくさんのねずみと、おもちゃの兵隊があらわれて、戦争をはじめます。クララはとっさにスリッパで、ねずみの王をたいじしました。そこにたおれていたくるみわり人形をだきあげようとすると、人形は美しい青年に変身したのでした。
「ありがとう、クララ! きみがねずみの女王の魔法をといてくれたんだ!」
クリスマス気分にあふれた、ファンタジー物語です。
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