ヒトラーはなぜユダヤ人を憎悪したか

ヒトラーはなぜユダヤ人を憎悪したか

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出版社
彩流社
著者名
林順治
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2014年11月
判型
B6
ISBN
9784779120602

名もなき16 歳の少女『アンネの日記』と名だたる独裁者の『わが闘争』は世界のベストセラーになった。

このヒトラーとアンネ・フランクは恐怖と絶望と絶叫のアウシュヴィッツ絶滅収容所で結びつく。

ヒトラーとナチの歩みを追いながら、アウシュビッツへの道程に潜む本質に迫る。

『わが闘争』に語られた幼年期やヒトラーのウィーン時代の生き様に『神経症」の病理を見る。

「ユダヤ人がいなければ……」という強迫観念から当時ヨーロッパを席捲したマルクス主義に対抗し、ユダヤ=資本主義、反ユダヤ主義=反マルクス主義、そして「マルキストがいなければ……」という意識から逃れることができなかった。

大衆心理や群集心理を知るヒトラーはユダヤ人を特定し、排除することが大衆の喝采をあび、ブルジョアや資本家の共感を得ることから、マルクシズムを打倒するためにはユダヤ人を絶滅しなければならないという観念に陥った……。

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