ジョージ・エリオット全集 5

ロモラ

ジョージ・エリオット全集

取り寄せ不可

出版社
彩流社
著者名
ジョージ・エリオット , 海老根宏 , 内田能嗣
価格
9,900円(本体9,000円+税)
発行年月
2014年10月
判型
A5
ISBN
9784779117459

英国ヴィクトリア朝文学を代表し、英文学史に大きな足跡を残した

ジョージ・エリオットことマリアン・エヴァンズ(1819 - 1880)の

長編作品『ロモラ』Romola を新訳で・・・。



花の都フィレンツェ、結婚というくびき。

学者の娘ロモラは、目の見えない父の研究を手伝う日々。そこに現れた、

若く、美しく、才覚のある青年ティート。やがて恋に落ち、結婚する二人。

けれど次第に明らかになるティートの秘められた過去と本性……。



1492 年4 月9 日のロレンツォ・デ・メディチの死の当日から、

1498 年のサヴォナローラの火刑とその死までという、

イタリア・フィレンツェの激動の史実に取材した渾身の一作。

メディチ家の面々やマキャヴェッリなど、実在の人物も多数登場!



緻密に取材した歴史物語に織り込まれているのは、親子、夫婦、

宗教といったさまざまな「くびき」と、そのなかで生きる一人の女性の

姿である。



小説家ヘンリー・ジェイムズは『ロモラ』を、エリオットの「最高作」と

断じた。また一九世紀の思想家トマス・カーライルや詩人ロバート・

ブラウニングを始めとする多くのイギリスの文人たちも、

『ロモラ』刊行当初、これに極めて高い評価を与えている。

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