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臨床検査学の知識は豊富にあっても検査データをどのように捉え,薬学的な活用につなげるか悩んでいませんか.本書は薬局や病院での1シーンを切り口として,薬局で欠かすことができない臨床検査データの活用方法を解説.薬局で検査データを受け取っても,あわてず薬学管理に活かせる薬剤師になるためのスタートブック.
【主な内容】
1章 検体検査
CASE 1 肝機能検査値の見方と肝消失型薬物の薬物動態
CASE 2 PT-INRとワルファリンからプラザキサRへの変更の検討
CASE 3 総コレステロール値,尿酸値に及ぼすHMG-CoA還元酵素阻害薬とチアジド系利尿薬の影響
CASE 4 Ccrの推測方法と腎排泄型薬物レニベースR錠投与量の決定
CASE 5 Ccrと尿中未変化体排泄率を応用したジゴキシン消失半減期延長の推測
CASE 6 CcrとGiusti-Hayton法によるジゴキシン投与量の決定
CASE 7 ARB投与中の血清カリウム値の変動と投与設計
CASE 8 肝機能検査値およびA/G比と肝消失型薬物の副作用チェック
CASE 9 薬物総クリアランスを応用したメキシチールR投与量の決定
CASE 10 尿中未変化体排泄率の決め方と血糖降下薬2剤の投与量の決定
CASE 11 DPP-4阻害薬エクアR錠は授乳をしながらの服用は可能か?
井上映子 編
CASE 12 腎機能低下者における高カリウム血症の見方と処方提案
CASE 13 血液ガス分析からメトホルミンの乳酸アシドーシスをみる
CASE 14 腎機能低下時の降圧薬の提案
CASE 15 典型的な症状がみられない低カルシウム血症への対応
CASE 16 肝硬変の検査値と処方設計
CASE 17 フォルテオR自己注射時に起こった胃部不快感と服薬指導
CASE 18 テオフィリンの相互作用の実際―CYP1A2の代謝酵素誘導を考える
CASE 19 関節リウマチ患者が使用する生物学的製剤の薬物治療モニタリング
CASE 20 腎機能障害に注意! 疼痛管理に使用する薬剤の調整
CASE 21 低カリウム血症で判明した服薬ノンアドヒアランス
CASE 22 検査値に異常がみられない抗うつ薬服用患者の臨床症状の原因を薬学的視点で解明
CASE 23 糖尿病性腎症患者の血糖降下薬の服薬状況と処方提案―HbA1cの数値に注意
CASE 24 患者の腎機能を確認し,抗菌薬の投与設計を確認する
CASE 25 ワルファリンと抗菌薬の相互作用9
2章 生体検査
菅野 彊 編
CASE 26 薬剤師も生体検査データをみる時代がやってきた─心電図と胸部X線写真を例にして
井上映子 編
CASE 27 異常高値のBUNと血清カリウムの見方
CASE 28 降圧薬服用時に現れた心電図異常―
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