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いまはなき、国鉄「東京機関区」に生きた著者が、国鉄職員の“ 働く姿と闘う姿” と車両を活写した貴重な写真集。1964 年に高校を卒業し、国鉄に就職した著者は「ベンセン」係(客車の便所、洗面所の清掃)から、1965 年、東京機関区の機関助士となり、1974 年、電気機関士となる。国鉄が「JR」になり、2008 年に退職するまでの42 年間のうち、激動期といわれる1965 年から86 年までの国鉄の姿は、戦後昭和史の第一次資料として後の世代にも伝えたい貴重な記録といえる。戦後を支えた労働者たちの息遣いが伝わる一冊。
《目次》
第1章 わが東京機関区
第2章 闘いがあった
第3章 「つるそう」解体
第4章 「定年」退職
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