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本書は、『Introduction to the physics and psychophysics of music』第2版(1979年)から訳出した旧版を、第4版(2008年)にもとづいて全面改版したものである。これまで日本語の他にもドイツ語・スペイン語・ポルトガル語にも翻訳され、音の物理学的な特性と心理学的な感覚の結びつき、またそれらの生物学的過程を、物理学・音響学・精神物理学・神経生物学と結びつけて科学的にリサーチし、証明した入門書として長年にわたり世界各国で親しまれている。今改訂では、精神物理学および神経生物学の分野において、以前の版では推測として述べていた記述に関して、現在では測定や実験により証明されたものが、主に修正・加筆された。本書の究極的な課題は「なぜ音楽が存在するのか」について考察することにある。「音は実際にどのように楽器で生じ、どのように環境に伝わり、どのように耳で検出されて脳で判断されるのか」を科学的に理解してはじめて、究極の課題について考察する準備が整う。
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