企業は生物多様性や環境問題に無関係ではいられません。それは、企業イメージの向上だけでなく、ビジネスチャンスの拡大、企業の活性化、金融市場での高評価にもつながります。環境問題を考えるときに重要になるのが環境教育です。
本書では、企業やNGOの活動、環境教育の内容を豊富な事例とともに具体的に紹介しました。また、生物多様性の意味、環境教育の論理的な裏づけをわかりやすく解説していますので、環境教育に着手したい企業、レベルアップをはかりたい企業に、新たな分野開拓に一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。企業の環境・CSR担当者、NGO等に実際に役立つ環境教育の手引き書です。
《おもな内容》
Ⅰ実践編:
生物多様性についての環境教育実践例[いであ、キッコーマン、三機工業、サンデン、日本通運、森ビル、リコーなど19社]/経団連の企業環境教育研修/企業とNGOのコラボレーション事例
Ⅱ基礎編:
生物多様性の恵みと喪失の危機[生態系の多様性が意味するもの/キーワードは「主流化と社会化」]/生物多様性に対する環境教育の役割
Ⅲ企業編:
企業にとっての生物多様性/環境教育の社会化に向けて
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