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異才・荒木一郎の幻の青春小説が甦る!
〈1960年代、「ありんこ」という名の小さなダンモ喫茶があった。……十八歳から二十歳まで、私は、ダンモのバンドを持ち、ドラムを叩いていた。街には、チンピラのヤクザがあふれていたが、私たちは、それとは違う意味の不良だった。私は、いつか小説を書こうと思った。そこに起こった、その路地裏で起こったいくつもの出来事、いくつもの青春をジャズの音にのせて書いてやろうと思った〉(荒木一郎)
あの荒木一郎が、モダンジャズに魅入られた若者たちを、ジャズの名曲にのせて描いた半自伝的青春物語。そこには都電が走りミニスカートがあふれる懐かしい東京があり、酒と煙草、そしてハイミナールに溺れる若者たちがいた。
本書は、若さの残酷性と繊細な感性に彩られた見事な傑作である。
【編集担当からのおすすめ情報】
巻末に著者による書下ろしエッセーを収録。
解説は川本三郎さん。
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