取り寄せ不可
新たなる敵。新たなる力。
《潰殺鬼》事件から数週間が経つ。
その間、神楽ヰ音耶(かぐらゐ・ねや)は事件で負った傷を癒やす為に入院。芥宗佑(あくた・そうすけ)は新たなる事件を追っていた。
死体が「失踪」する。
宗佑たちが探偵を営む瀬科市で起こったこの事件は、解決の糸口も見つからないまま、警察の捜査が続いていた。
動機も方法も明確にならない、不思議な事件。だが、死体がひとりでに歩き出すワケが無い。
宗佑は、その事件の裏に「指」の存在を確信する。
その間、入院中の音耶は、「失踪」した人物と懇意にしていた少女に出会う。
《潰殺鬼》事件を経て、「指」に関わる人間が不幸になるということを改めて認識していた宗佑と音耶は、新たなる被害者が出る前に、と死体失踪の真実を求めて奔走する。
かくして黄ばんだ記憶の蓋は開き、紅き執行者の新たな能力が花開く。
それは「指」が奏でる絶望への鎮魂歌。
第8回小学館ライトノベル大賞にて大賞を受賞した話題作、早くも第二弾!! イラストレーターは『魔法少女育成計画』『拷問塔は眠らない』など、多方面で活躍中のマルイノ!
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