取り寄せ不可
ジョーハツ男としずくの女の子の心の交流
仕事も恋愛も、途中で重たくなって逃げ出してしまう”ジョーハツ男”は、万年水たまりのある小さな借家に住み、薬草を売って暮らしている。そんな彼のもとに突然現れたしずくの女の子、ぴしゃんちゃん。好奇心旺盛でおしゃまな彼女には、蒸発できないなんらかの”しずく的事情”があるらしい。一緒に過ごすことになった二人は、心を通わせていくが――。
「この本は、幼い子どもたちのために書かれた童話ではない。しずくが話をするなんてことは、物理的に絶対にありえないことを知ってしまっている大人の――それもある程度人生の苦さを知ってしまった――の、それでもなにかを真剣に信じてみたいと願う心に潤いを取り戻し、現実をやわらかく受け止め直すための、ひとときの白昼夢としての物語なのである」(東 直子)
【編集担当からのおすすめ情報】
著者みずから描き下ろしたカラーイラストを多数収録。ジョーハツ男とぴしゃんちゃんが過ごした春夏秋冬を、絵でもお楽しみください。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。