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二〇世紀初頭のスペインを代表する哲学者であり,世紀末の混乱の中でヨーロッパ文明の将来を憂えた思想家オルテガは,当時の社会危機の根源が「大衆の反逆」にあると主張した。ジャーナリストの家系に生まれ,ドイツで新カント派に学ぶが,のちに「私は私と私の環境」という命題のもと,独自の「生の理性」哲学を生みだして世界的な注目を浴びる。本書では,没落期を迎えた母国スペインの復興,とくにその文化的沈滞状況からの脱出のために生涯を捧げた彼の実像を浮き彫りにしようとする。
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