京都千二百年 下 新装版

世界の歴史都市へ

日本人はどのように建造物をつくってきたか

京都千二百年

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出版社
草思社
著者名
西川幸治 , 高橋徹 , 穂積和夫
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2014年8月
判型
B5
ISBN
9784794220745

平安貴族による都城建設から、武家の世をへて、町衆が自衛する都市へ。
そして信長入京、秀吉の聚楽第から、徳川時代をへて幕末動乱、天皇の東幸。
戦後・現代にいたるまでの千二百年を精緻なイラストレーションで図説した名著、普及版で登場!
下巻は世界にその価値を認められ、歴史都市として発展する現在の姿までを描く。

<内容より>
下巻では、戦国時代から現代までの約五百年にわたる京都の町の変化をたどります。

中世末、京都の主役におどりでた町衆の前にたちふさがったのは信長でした。
やがて秀吉の世には、町のまわりにお土居が築かれて京都は城下町と化します。
さらに徳川幕府が圧倒的な権力で都びとに君臨した江戸時代。
それが覆される幕末の動乱期。そして天皇の東幸にともなう都市の空洞化と
近代都市への脱皮――
京都の町にはあいつで苦難が襲いかかってきます。しかし、そのつど困難を乗り越え、
都市を活性化させる原動力となったのは、町衆の流れをくむ京都人の知恵と
たゆみない努力でした。その底には、平安京以来つちかわれてきた伝統文化の力が
脈々と流れていることに、この本を通して気づかされることでしょう。

保存と開発のはざまで、現在もなお危機に立たされる歴史都市・京都は、
これからの新都市づくりにどのような回答を指し示すのでしょうか。

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