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名画に描かれた聖書とキリスト教の世界
ヨーロッパ社会において2000年以上にわたり、人々の日常生活や精神活動の礎として大きな役割を果たしてきたキリスト教。美術の分野もまたその例外ではなく、キリスト教と聖書の物語は、多くの名画を生み出す源泉となってきました。
本書は、レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロ、ミケランジェロ、ボッティチェリ、フラ・アンジェリコ、ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス、モロー、マネなどルネサンスから近代に至る数々の巨匠たちが、聖書の物語をどのように描いてきたのか、またそれらの名画のなかに聖書がどのように息づいているのかを読み解き、多くの美麗な図版、詳細な部分図とともに、わかりやすく解説していきます。
既刊『ミロのヴィーナスはなぜ傑作なのか――ギリシャ・ローマの神話と美術』(823029)の姉妹編ともいうべき入門書です。2013年9月~10月に行われたNHK文化センター講演「聖書の図像学――物語とイメージ」(全7回)をもとに、大幅に加筆修正。
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