それでも彼女は歩きつづける

小学館文庫

それでも彼女は歩きつづける

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出版社
小学館
著者名
大島真寿美
価格
660円(本体600円+税)
発行年月
2014年8月
判型
文庫
ISBN
9784094060690

嫉妬と羨望が混じり合う女たちの物語

映画監督・柚木真喜子が海外の映画祭で受賞した。OLを辞めてまで一緒に映画の脚本を書いてきた志保。柚木の友人の後輩で、当時柚木の彼氏だった男を奪い結婚したさつき。地元のラジオ番組の電話取材を受けることになる、柚木とは年の離れた妹の七恵。柚木が出入りしていた画家の家で、柚木と特別な時間を過ごした亜紀美。息子がどうやら柚木に気があるらしいと気を揉む、柚木が所属する芸能事務所の女社長・登志子。柚木に気に入られ、素人ながらも柚木の映画「アコースティック」で主演を演じた十和。
柚木に翻弄される女性六人の心の揺れから、柚木という一人の女性の生き方が見えてくる連作短編集です。最終話にシナリオを配した構成の実験的小説がついに文庫化。

【編集担当からのおすすめ情報】
「大人女子の恋愛&友情小説」シリーズ『虹色天気雨』『ビターシュガー』が大評判となり、ドラマ化もされた大島真寿美さん。女性の心の機微を丁寧に描く大島さんが、物語の構成にこだわりぬいた極上の小説です。

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