心の障害をもつ患者の治療法として用いられてきた「心理劇療法」は,ヤコブ・モレノの発案による長い歴史を持つ。演技を通じて患者の理解を深め,演劇の枠組みを用いた心理療法によって解決を目指す方法として知られている。本書は子どもの発達臨床技法としての心理劇について,最新の研究と技法の実践方法を解説し,代表的な技法のやり方を紹介している。中心となる心理劇とともに歩んだ主人公の45年の克明な記録と分析は,心理劇を職場や家庭生活に応用する術について一歩を進めた貴重な研究である。
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