出口汪のわかりやすくて力がつく現代文

受験現代文の新レジェンド！

かつて大手予備校で、年初の募集開始早々に定員締め切りとなり、受講生殺到で注目を集めた出口汪の「驚異の現代文」講座。先輩から後輩へ、受験生の間に口コミで広まったその特長は、第一に日常使ってる日本語で考える、だれにも理解できる方法。第二に現代文だけでなく、さまざまな教科の勉強もわかるようになる波及効果。そして第三が、大学に入っても社会に出ても、役に立つ受験勉強は出口の現代文だけだった、というものでした。
このようにして元祖カリスマ受験講師として、いまも受験生に慕われる出口は同時に、世界に例を見ない言語能力向上システム「論理エンジン」の開発者としてその普及発展に奔走し、また論理文章能力検定の理論的支柱としてなど、休む間もなく活躍しています。
本書はこの「驚異の現代文」に「論理エンジン」のシステム性を加味し、その上であくまで平易な言葉で、さまざまな［見せる］［考えさせる］［わかる］工夫を施し、高校一年生から大学受験勉強に親しめるようにと配慮して編集された、見た目にも新しい受験参考書です。
今回収録したのは論説文と小説についての、実際の入試問題です。その解法について、基礎から学んでいきます。


【編集担当からのおすすめ情報】
出口先生の読解をあとから追いかけてていくと、最初は快刀乱麻を断つような、そのあまりの明確さにビックリします。しかしそれを繰り返しているうちに、不思議なことですが、先生はなんて当たり前のことを言っているのだろうと、あっけなく思えてきます。
出口先生の武器は日本語、しかもみんなが普段普通に使っている日本語です。その日本語の正しい使い方を知らなかったから、いままで試験問題が難しかっただけ。正しく使えれば、論理で正確に筋道が追えるのは当たり前のことなんですね。