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230年前に生れた、これぞマンガの元祖!
浦島太郎と鯉との間に生まれた人魚が、遊女になって騒動を巻きおこす「人魚なめ」、ひとりの人間のからだの中で、心に支配されていたはずの気・手・足・目・耳・鼻・口がクーデターを起こして遊びまくる「人魂旅行」、遊女として苦界に墜ちた女たちが受ける地獄の責め苦を哀愁とユーモアたっぷりに描く「色地獄」の3話を収録。原作はすべて江戸時代屈指のマルチクリエイター、山東京伝。3話とも1791年に刊行された黄表紙です。200年以上前なのに、当時の絵柄はそのままに、超訳して吹き出しをつけただけで、現代のマンガに早変わり! 一度見たら忘れられない超個性的なキャラクター、巧妙なストーリー展開、最初から最後までギャクとだじゃれの大連発! 日本人は江戸時代からこういうマンガが好きだったんだ、キモいキャラが好きだったんだ、と一読すればだれでも納得。まさにクールジャパンの始まりは江戸時代にありました。
安齋肇氏が本書オビに寄せてくださった言葉で締めます。「シュールでスッポンポンでクール。やっぱ江戸はええど。 安齋肇」!
【編集担当からのおすすめ情報】
全編ヘンなマンガです。2014年のいま見ても、よく出来たストーリーマンガみたいです。これが1791年なんていう昔に生まれていたとは……。これを読むと読まないとでは人生が変わってきます、それほどの衝撃です。
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