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江戸期より大正バブル期までカバーした経済発展に関する概説書。複雑な歴史を理解しやすいように、項目を絞り因果関係を重視した「紀伝体」で綴られる。対象分野を産業・企業等に偏らせず、経済政策や金融制度の具体的内容まで書きこむこと、特定の学派・集団の考え方に固執せず通説を中心に記述すること、関連する経済理論にも言及し、各事象・政策への影響まで踏み込むといったスタイルを貫いている。高校日本史の教科書レベルをベースとしつつ、それを発展させた丁寧な記述により、新たな日本経済史が見えてくる
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